きままにカルテ

映画・本・漫画などの感想を延々とひたすら書き記そうと思ってるブログです。

【結婚宣言】 納得いかないモヤモヤ感がスゴい

「結婚宣言」という1970年のイタリア映画の感想です。 

 

結婚宣言 [DVD]

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オススメ度

★★★★☆☆☆☆☆☆

B級好きにはおすすめ?

 

あらすじ

 

とある美女が、電話相談で知り合ったカソリックの僧侶に恋をした。しかし相手は戒律に縛られていて、彼女と結婚することはできない……。カソリックの古い慣習を皮肉った恋愛コメディ。

出典:yahoo映画

 

とりあえず腑に落ちない

この映画はエンディングが腑に落ちなかったです。

カテゴリとしては恋愛コメディとして紹介されているのですが、個人的にコメディという気分ではなかったですね。

最初はコメディっぽいけど最終的には違うというか…映画のこういうカテゴライズにはたまに疑問を持ってしまうのですが、世間的にはこれで合っているのでしょうね…コメディって一体!?

 

ストーリー的にはとくに難しいことを訴えているわけではなく、何となく頷ける真理みたいなものを感じましたね。
ただ、女性視点からすると非常に複雑な感じではあります。こんなことがあって良いのか?という…。

男性が見たら「わからないでもない」と思うかもしれないけれど、女性がみたら「それはないだろう」と思うかもしれません。おそらくそこに差があるだろうなという部分こそが、まさに腑に落ちない部分なのですよね。

 

ヒゲとボイン的状況

 この映画は、司祭と元歌手の女性(派手目)の恋愛を描いているのだけれど、当然のことながら司祭は結婚なぞ許されるはずがありません。

そこで恋に落ちた二人がなんとか結婚しようと教会を相手取って奮闘するのですが、最終的には曖昧な感じで終わってしまいました。

 

それはなぜか?

 

そもそも結婚を許してもらうためには、何とかして認めてもらうか、破門されるか…という状況でした。

そんなギリギリの中でずっと戦ってきたのに、最後の最後で司祭の彼は昇進が決定。

認めてもらうために仕事を辞めると決意したはずの彼は、結局その昇進に溺れていくわけですね。だから結婚は長くとも一年は待ってくれ、と…。

しかしそれを告げられた彼女の方は、数日前に妊娠が発覚したばかり。それを告げようと思っていたのに結局告げずじまいになってしまいました(泣)

 

話はかわりますが、奥田民生さんの在籍されている「ユニコーン」というバンドがあります。それで、このバンドには「ヒゲとボイン」という曲がある。その曲の歌詞の一節にこんなのがあります。

 

ああ、男にはつらくて長い二つの道が

ああ、永遠の深いテーマさ ヒゲとボインが手招きする

ヒゲとボイン ユニコーン 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索

 

ヒゲとボイン

ヒゲとボイン

 

 歌はかなりポップでたのしい♪

 

「出世(仕事)」か、「女(愛・セックス)」か。
まさにそんな曲なのですが、この映画を見たときホントこの曲を思い出しました。

果たして成功の為には犠牲がつきものだ、と断言できるのか?
しかしもう二度とこないかもしれないチャンスをふいにするのは自己実現の面で正解といえるのか?

いろいろ考えてしまいますね…。

 

実は出会いも悲しい

二人の出会いがまたなんとも悲しいのです。

この女性には4年も付き合っていた男がいましたが、なんとその彼には妻がいたのです。しかも投資した金も妻に渡していたという始末…

もう自殺しかないと考えた彼女は、ふと目にした広告の電話相談「救いの手」に電話したのですが、その電話の向こう側にいたのがその司祭だったわけですね。

 

どん底から救い上げた張本人が、今度はどん底に陥れているわけですから、これはもう皮肉以外なにものでもありません。

今迄そこそこの数の映画を見てきたように思うけれど、その中でも、納得いかない映画5に入りそうな勢いでした…(笑)

 

衣装は素敵なんです!

ストーリーと別の観点から言えば、司祭の衣装は本当に素敵だなと思いました。
それでふと思ったのですが、聖職者の日本バージョンとなると「神主さん」とか「お坊さん」になるわけですよね。つまり日本であればあの衣装ということに…。
いずれにしてもズル長い衣装というのは共通しているんですね。